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雪上歩行具

 今年は暖冬で大雪と言う最近流行りの気候となりました。3月に入り、雪の日も少なくなるでしょう。降り積もった雪の上を歩くのは足がぬかり大変疲れます。そんな時、昔から使われて来たのが「かんじき」です。現在は雪上トレッキングと言えばスノーシュー(西洋かんじき)と言う便利な物もあります。今回は実際に数回使用したことのある「かんじき」を履いて雪上を歩いた時と、何もつけないで歩いた時の違いを調べて見ました。
 
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気温12℃、体重57kgで歩いて見ました。その時の足跡です。長靴履いて普通に歩いた時は20㎝位ぬかり、大変歩きにくく体力を必要とします。冷え込んだ朝は、雪が氷ってぬからないで歩く事ができる時もあります。→「凍み渡り」と言います。

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 かんじきのサイズは35㎝X27㎝かんじきを履いてない時と比べると約半分の10㎝位ぬかります。それでも歩いた時の感じは履かない時に比べると大変楽に歩く事ができます。昔の人が雪国に暮らすために考えられた生活に必要な用具だった事が良くわかります。実際にこのかんじきを履いて山歩きに行った事があります。→坂戸山(城跡)
春山はなだれが起きるので山歩きは尾根道を歩くのが安全でしょう。

スキーシーズン中はスキーをしない人もゴンドラ、リフトなどで簡単に山に入る事ができます。降雪量の多かった今年、晴れた日には残雪の春山をいつも年より少し長く楽しむことができるでしょう。長年雪国に住んでいますが、冬は雪が多い少ないにしろ降るものと決まっています。そんな雪を少しでも楽しんで生活しようと思いますが、吹雪の時はさすがにちょっと辛いですね。雪国の春はもうすぐです。案外春を待っている時が一番楽しかったりして・・・・

春を待ち遠しく思っているのは人間だけではなく、植物、動物も一緒ですね。とても季節感のある、この住んでいる魚沼の地で四季を問わず楽しんで生活したいと思っています。


                              製造部:小林

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