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浅草は異国の地

2016年の訪日外国人観光客数が2400万人を超えたとの報道は、まだ記憶に新しい
かと思います。
営業エトウの日本国内の担当エリアは京都以西であるため、ここ数年、京都・心斎橋・
なんば、道頓堀に多くの訪日外国人観光客が訪れ、大阪の食い倒れを楽しんでいる
ことをつぶさに見てまいりました。
御堂筋や心斎橋筋を散策し、大阪っ子のようにコテコテの大阪を楽しむ姿は本当に
微笑ましく、文化の違いによる多少のマナー違反も“あばたにえくぼ“です。
では、どんな国から大阪の地を訪れているのかと思い返してみますと、京都を除けば
多くの外国人観光客は中国人、台湾人、韓国人、アジア諸国の華僑人であるとこに
気がつきます。
耳に入ってくる言葉もマンダリンと韓国語であり、まれにタイ語を耳にする程度です。

先週、所要があり休暇を取って平日に浅草を訪ねてみました。なんとびっくり、前9時
過ぎにも関わらず浅草寺は満員御礼の状態。さらに、そこは古くからワタクシメが良く
知る江戸っ子の町「浅草」ではなく、日本伝統の建造物と寺のある異国の地になって
いるではないですか。
花やしき、西参道、浅草寺、仲見世を通って雷門まで歩きましたが、浅草寺参りの
日本人はほんのわずか。境内にある常香炉の前で煙を浴びて身を清める人たち、
本堂に上がる人たち、仲見世を闊歩しショッピングを楽しむ人たち。
み~んな外国人です。レンタルの着物を着て歩くアジア系の女性も多く目にします。
大阪とは異なり国籍や言語はバラエティに富んでいます。
英語にフランス語、ロシア語に聞き取れないその他の言語。ひところ仲見世を席巻
してきた中国からの観光客は少なく不思議とマンダリンは聞えてきません。

kaminarimon.jpg

nakamise_1.jpg

こんな浅草の有様ですが、驚いたことに、頭からヒシャブをすっぽり被ったマレー人
またはインドネシア人と見うけられるムスリムの女性たちが浅草寺の本堂に上がろうと
逡巡していたこと。
イスラム教、その他宗教に明るくないワタクシですが、観光とはいえ異教徒の寺社仏閣
に立ち入ることに抵抗はないのでしょうか。
その光景はシンガポールのチャイナタウンやブギスで見かける、仏教徒とヒンズー教徒、
イスラム教徒の人々が異教徒の寺院の前では決して佇むことのないシーンとは明らかに
異なります。

hondo_2.jpg


jyokoro.jpg

もうひとつ気づいたことが。
ひところ騒がれた仲見世で商品を店主に無断で手に取る、食品を代金の支払い前に
食するなどの生活文化の違いから発生するトラブルは見受けられず、日本の慣習を
理解しそれを楽しんでいるのでしょうか。

kingyo.jpg

このような彼ら訪日外国人観光客は、我々日本人が既に意識の外に追いやってしまった
日本の伝統や文化に強い関心を持ち、埋もれていた需要を喚起してくれています。
温故知新とは異なりますが、我々日本人が訪日外国人によって自国の様々は伝統や
文化の良さを再認識し、それを大切に次の世代に継承していくことの大切さを教えられて
いるように思えてなりません。
確かに、観光、物販、サービズなど外国人観光客の恩恵を受け需要拡大を図ることも
大切なことではあります。
しかし、インバウンド需要だけに目を向けることなく、もうひとつの側面にも目をやり、
日本を再発見することも良いことかも知れません。

そして、日本人として日本で生まれ育ったことを改めて誇りに思うこの今日このごろです。

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