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「AED」

ついにわが蔵にもアレがやってきた。
アレとは、そう「AED」だ。
「AED」・・「えーいーでー」、日本語にすると 自動対外式除細動器 という、とっても難しい名前だ。

心臓がケイレンして倒れている人に処置し、心臓の動きを正常にするための、あの機械だ。
蔵の入り口の壁にそれは装備されている。
あえて書かないが、たぶんAとEとDが付く英単語の頭文字をあわせた名前だと思う。

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ところで、その「AED」・・(えーいーでー)すごく言いにくいと思わないか?
しかも「AED」がいったい何者なのか、とっさにはわからない。

救助訓練の場面では、
救助する役の人が、まわりにいる人を指名して「あなた救急車呼んでください!」、
そして「あなたはAED持ってきてください!」とその辺の人に指名したとする。
(実際にその人を指さして指名しないと人は動かないんだそうだ。
 「誰か救急車を!」・・とか「誰か~」ではダメなんだそうだ。)

ここは訓練だから「AED」は当然準備されていて、すぐにわかるが、
もしも、街で本当に心臓が止まりそうな人が救助されているところに遭遇し
あわてている状況においては、すぐにその名前が出てこない可能性が大。

「あなた、アレもってきて!アレ。胸にペッタンコと貼って、どっぴゅんと電気流すやつ、あれあれ・・名前なんだっけ?」とか
なるに違いない、絶対。

仮に、「AED持ってきてくださいっ!」と正しく指名できたとしても、
いきなり指名された人は「えーいーでー」って何?ってことになるに違いない、絶対。

もしかしたら、「AKB」(えーけーびー)と間違える人がいるかもしれないし、
もしかしたら、「ETC」(いーてーしー)と間違える人がいるかもしれないし、
もしかしたら、「PTA」(ぴーてーえー)と間違える人がいるかもしれない。
世の中にはアルファベット3文字略語がなんと多いことか・・・。

そこで、提案。
「AED」の名前を 「心臓パックン」 にしてはどうか。

「心臓パックン」・・ほれほれ、パックンパックン!と心臓も元気良く動きそうな名前ではないですか~。
しかも「心臓」という固有名詞そのものと「パックン」という調子のよい響きで、記憶的にもとっても覚えやすい。
「心臓パックン」・・・なんという心地よい響きだ。

現実の救助現場で、「あなたっ、心臓パックンもってきてっ!」とも言いやすいし、言われた人は
「おう!心臓パックンだな、ガッテンだっ」とすぐにわかること間違いなし。
「心臓パッ君」と敬称をつけてもいいぞ。
これなら決して「ETC」や「PTA」と間違う人はいない。

この世の中には、「TDL」とか「USJ」とか「WBC」とか・・英語3文字言葉はいっぱいある。
白瀧酒造にも「KOS」など、蔵人以外には絶対わからないナゾの単語もたくさんある。
だが、なんでも英語3文字に略せばいいってもんじゃないっ。
もっと日本語を大事にしよう。
そもそも「自動対外式除細動器」という名前には一般的に心臓を連想させる単語はひとつも入ってない。
だから、「心臓パックン」(強引)

近々、年に1回の火災避難訓練と「AED」を使った救助訓練がある。
その場では「AED」を「心臓パックン」と呼び替えて、元気よく「パックンパックン」したいと思う。

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まてよ? 「心臓ドックン」 のほうがいいかな・・?。ドックンドックン!。このほうが心臓の音としてはあっているような気がする・・。
しかし、まあ要するに「AED」の名前を変えようという強い思いには変わりはない。

今度の衆院選で「AED」を「心臓パックン」に名前を変えます!。と
マニフェストに盛り込んだ政党があれば、その政党の得票増は間違いない。
もしかしたら政権が取れるかもしれない。

ちょっと話が大きくなってしまったが、
くれぐれも「心臓パックン」のお世話にはなりたくないものだ。パックン。

WROTE BY モリシタ
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