fc2ブログ

営業は旅 Part-2

再び営業の江藤です。
以前、 出張は無機質な旅である とUPしたことを覚えていらっしゃいますか?
その理由のひとつは移動の手段が飛行機と新幹線であるために乗客もビジネスマンが多く、車窓の景色を楽しむことができないためでしょうか?

今回は出張先が新幹線のルートから外れていたために在来線で移動することになったのですが、今までにない発見がありましたのでこれをリポートします。
まず、10月14日から16日までの行程からお話しましょう。

・10月14日:越後湯沢-<新幹線>-仙台-<在来線>-いわき-<在来線>-東京

【宿泊】
・10月15日:東京-<在来線>ーいわき【宿泊】
・10月16日:いわき-<在来線>-東京-<在来線>-越後湯沢

この3日間での幹線の移動時間は13時間で、うち在来線での移動時間は9時間でした。
この在来線での移動が無機質な旅に少しだけ彩りを与えれくれたのです。乗った電車は常磐線で上野・仙台間を走る特急「スーパーひたち」。
特急といえど在来線ですから走行スピードはゆっくり。乗客も車窓の眺めもローカル色たっぷりです。
車窓から見える太平洋、福島訛りで話す乗客、駅や町の風景、ホームに立つお客さんの表情まで見て取れます。どれもが新幹線では味わうことのできないものですね。

081016-01


この画像は仙台からいわきに向かう途中の景色です。稲刈りを終えたばかりの稲をはざ掛けする風景は、米どころの新潟でも少なくなりました。

081016-02

2番目の画像は常磐線の不思議。
普通、駅のホームには駅名を表示する駅名板がありますが、常磐線の各駅には照明が内蔵された駅名板が使われています。
この駅は、福島県最大の漁港小名浜のある泉駅ですが、仙台から水戸までの各駅で使われていすようです。
他の在来線でも使用されているのでしょうか?

081016-03

最後は「スーパーひたち」について。
車両は651系の直交流式車両で1990年ころより常磐線を走っています。
不思議なことに、仙台から日立付近までは比較的ゆっくり走行し、日立を過ぎるとかなり早い速度で走行します。
レールの継ぎ目を感じさせない快適な乗り心地、滑らかな加減速はJRの技術力を感じます。なによりシートが快適。長時間座っていても腰が疲れることはありません。新幹線とは大違いです。
新幹線は速度にコストを費やし短時間で目的地に運ぶ。ローカル線は時間を短縮できない代わり快適な乗り心地にコストを費やすということでしょうか。
問題はよく揺れること。車内でPCを使って仕事をしようと思いましたが、20分で気分が悪くなり車窓の眺めを楽しむことに・・・。

めったにない在来線での出張でちょっとだけ楽しみをいただきましたが、「アナタはこれからも在来線で出張しますか?」と問われたら即座にノーと答えます。
なぜかと申しますと、それは車内でビールが飲めないからです
いくら車窓の眺めを楽しむことができてもこれでは楽しみは半減。隣に座った年配男性が発する柿の種のにおいと、缶ビールを開けるプシュという心地よい響きに頭がクラクラいたしました


スポンサーサイト



テーマ : 仕事日記 - ジャンル : 就職・お仕事